ウザワシステムの鵜沢です。
ウザワシステムの小学生英語は何を目指しているかを再度考えてみました。
教育とは農業である、と思っています。英語の‘cultivate’ は、「土地を耕す」ことも
「能力をみがく」ことも意味します。英語世界では教育=農業とみなさされているからでしょう。
よい作物を収穫するためには、まず土地を耕し、肥料を与え、そして種を播き、肥料や水を与え、
雑草を抜き、手をかけて芽を出させ、その芽を育て、花を咲かせ、実らせ、収穫します。
英語も同じです。まずは脳の中に英語の土地を耕します。
CDをかけることによって脳の中の荒地を耕し英語の言語野をつくります。
何度もCDからの英語の音を耳に入れていると、だんだんに脳が耕されていくのが
感じられるはずです。
そして英語の音はすべて英語の種でもあります。
だからCDをかければ耕しながら種まきもできるわけです。
このたくさんの種が芽を出すように、教室では丁寧に手入れをし、肥料を与えます。
音読し、足し算の訳をし、英語を書き、そしてAmerican Startで英語の畑に畝を作っていきます。
どの種が芽を出し、育っていくのか、それは生徒一人一人違います。
CDのかけ具合によっても大きく違いが出ますが、その他、日本語を母体とする言語能力、
社会性、性格などにより、芽を出す種の種類も、量も各自異なるわけです。
従って一人一人独自の英語の芽が生え、独自の英語の言語野が育ち始めると考えるべきです。
そう考えれば、単語を一つ一つ覚えさせたり、フレイズを暗記させたりすることは、
まるで荒地に穴を掘って、咲いている切り花を植えるようなもので、害こそあれ、
益のない指導であるということが分かります。
いくら努力しても実りの時は迎えられず、すべて枯れてしまうことになります。
ウザワシステムで英語を習っている子供たちが、ある時期になると急に英語が立ち上がって
きます。確実に進歩するはず、と自信をもっていた講師でさえ、どうしてそんなにわかるのか
不思議に思うときがあります。
まるで一夜にして広い豊かな畑に一斉に芽が出て、花が咲き出したかのようで、
思わず感動してしまうこともしばしばあります。
2,3歳の幼児が急に爆発的に言葉を話し始め、どうして、どこで覚えたのか、と、
まわりを不思議がらせる姿によく似ています。母国語習得と英語習得とは共通点が非常に多く、
特に初期は同じプロセスです。
もっとも広く考えればすべての脳の活動は同じプロセスで行われるはずですが。
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