ウザワシステム教育研究所 の鵜沢 戸久子です。
先日の授業で驚くことがありました。
大変英語が出来る生徒、ただし驚異的な記憶力がその基礎になっているため、
しばしばトラブルことがありましたが、
彼女がNewsmakersというテキストの9・11の記事を訳していました。
きれいに訳してあったのですが、was flown into the south tower の訳が
ひどくおかしいので、
「世界貿易センタービルに飛行機が突っ込んだ映像を見たことあるでしょう?」
と言いますと、
「それ何のことですか?」と聞いてきました。
9・11について全く何も知りませんでした。
高2という年齢、そしてトップクラスの高校に通っていること、
それらを考えた時、大きな問題だと感じました
-二点において -。
一つは今の日本の子供たちの世界についての恐るべき無関心と結果としての無智、
そして二つ目は日本人にとって英語とは何か、という英語を教える仕事をしえいる
私たちには基本的な問題です。
前者も大変大問題で、子供たちに世界的視野と知識を与えるために
教材の工夫を重ねていますが、今日は後者について考えたいと思います。
生徒の多くは英語を日本語にするというそのことだけ
―昔は「単に横のものを縦にする」といいましたが -
それだけの作業に没頭して、意味をほとんど考えていないらしい、という事実です。
ずっと前からそれには気が付いて、十分配慮してきたつもりですが、
事態は想定以上に深刻のようです。
このまま英語の勉強を続ければ「英語」が出来る人間として
日本の社会では通る人間が出来上がるのでしょう。
でも帰国子女を含めた多くの「英語ができる人々」の英語が
認識の裏打ちがない「英語」だけだから、仕事に使うことができないのだと思います。
英語を指導する我々教師はもっと、もっとその問題に敏感にならなければなりませんね。
昔英検1級を持っている、留学経験の講師を採用し、
全く仕事が出来なくて往生した経験を何度もして、
俗にいう「英語バカ」を育てないように、随分努力してきたつもりですが‥‥。
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