ウザワシステム教育研究所 の鵜沢 戸久子です。
日が経つにつれて、今回の災害が未曾有のものだったことが分かりました。
自然災害だけでなく、原発という、まさに人間が作り出したものによる恐怖も、
あんな安楽な生活が当たり前のように思ってしまっていた私達には限りないショックです。
震源からこんなに離れた東京のパニック状態も想像しないことでした。
生徒たちもそれぞれが今までに経験したこともない厳しい体験をしたようです。
余震の度に大きく揺れる学校の4階で寒さに震えながら一晩過した高校生、
家までたった一人で線路をひたすら歩き、やっと夜中に家にたどりついた中学生、
お母さんが連絡もなく夜中まで帰ってこなかった小学生、
生徒の数だけの体験がありました。
そしてみんな口々に「あの津波を、そして被災した人たちのことを思えば何でも我慢して頑張っていける。
私達は幸せだ、」と言っています。
ウザワの義捐金箱には十円も入っていて、きっと小さい小学生たちが入れてくれたのだろう、と思います。
「助かって人たちはきっと命があるだけでいい、と思ったと思います。」と作文に書いた小学生もいました。
今まで考えてこともない「命」というものを子供たちは始めて実感として感じているようです。
幼児や小学生は一見何事もなく元気にしていますが、潜在的な恐怖のショックはかなりのものだったようで、
インフルエンザが急増し、発熱する子供もかなりありました。
恐怖による免疫力の低下とか、我々大人が対応に気をつけなければならないと感じています。
でも子供たちはこの体験で何かを知ったことでしょう。
計画停電の恐れの中で、遠くから自転車で通ってきて今までよりもっと一生懸命に勉強している生徒もいます。
中々勉強に身が入らず遊びにばかり気が向いていた中学生が、人が変わったように、
顔つきまで引き締まって勉強しています。
これからどんな展開になったとしても、この体験が日本の子供たちを成長させ、しっかりした大人に育つことを助けるなら、
それはせめて、亡くなられて方々、被災してご苦労をなさっている方々へ報いることの一つではないかと思います。
私達大人自身も目が覚めた部分があります。
原発がこのまま無事に終焉に向かうことを切に祈りつつ、しかし何事が起きても、子供たちと共に、ひたすら前に向かって、
笑って、明るく、歩いていきたいと思っています。
9/11と同様に、3/11も世の中を決定的に変えてしまいました。
現実はあまりにも非現実的です。
まるで映画の中にいるようです。
それでも我々日本人は今までも幾多の苦難を乗り越えてきたのですから、今度も必ず復興でいると信じています。
そのために自分たちに何が出来るのか、模索を続けていきたいと思います。
「日本人の小学生に100%英語をマスターさせる法」 鵜沢 戸久子著 フォレスト出版
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