こんにちは。
ウザワシステム教育研究所 の鵜沢 戸久子です。
新入会の高1の生徒さん、頭のよいやる気のある、多分他の教科はできると思われる中々よい生徒ですが、
英語は本当に大変です。
基礎的な英語はきちんと出来ているのですが、少しレベルが上がるとほとんどできません。
日本語を使って英語を勉強する方法に限界がきたのでしょう。
早速レベルの高いCD教材を三つ入れて、毎日CDをかけてもらい、
音読、直訳、単語テスト、暗記という一連の活動を始めました。
始めは戸惑っていましたが、これは進むにつれて随分できるようになりました。
少しずつ英語の土壌ができつつあるようです。
ただ、文法は問題の7,8割は知らないことなので、とても大変そうです。
まだ無意識な英語はそんなに溜まっていませんから、自然に分かる文法は少なく、
一つ一つ、指摘された辞書や文法書で確認しなければなりません。
それに今まで当然、「ちゃんと理解して覚える」という勉強法をしてきたと思われるので、
忘れてもいいからどんどん、淡々と終えていく、という勉強法が身についていません。
確認するだけで覚えようとしないように、と再三アドバイスしますが、
中々そうはいかないようで、ほとんどが分からない文法事項を覚えようとするらしく、
だんだん日本語化してストレスを起こしていくのがわかります。
そこで英語のテキストを一緒に音読しますと、また明るく持ち直して頑張ります。
英語の土壌が出来て、根が張るまでもう少し、頑張ってほしいと思います。
英語の根がしっかり張っている小学生でも、文法ばかりしているとこの日本語化がおこります。
小5のクラスで発表会前なのでLittle Womenの劇練習をさんざやってたくさんの英語を口にした後、
文法を入れると面白いように進みました。でも30分を過ぎる頃からだんだんペースが落ちてきて、
ミスが増えてきました。
そこで、手じかにあったピノキオの絵本を一冊皆で音読しました。
するとまた面白いようにペースがあがり、ミスが減り、楽しそうにやっていました。
たとえ英語の言語野が出来ている生徒でも、あまり文法問題ばかりやれば日本語化してきます。
まして英語の回路がまったく出来ていない中高生は当然文法に苦労します。
そしてそれが英語の勉強だと信じているならこんなに気の毒なことはありません。
優秀な生徒たちが効率の悪い、ストレスの多い日本語化した英語の勉強をしていることを考えますと、
日本にとってどれほどの損失かと思います。
どうにかなりませんかね。
「日本人の小学生に100%英語をマスターさせる法」 鵜沢 戸久子著 フォレスト出版
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