こんにちは!
ウザワシステム教育研究所 の鵜沢 戸久子です。
いよいよ東京も梅雨に入り、まだ雨はほどほどですが、毎日湿度がすごいですね・・・。 ![]()
さて、本日は入会して1ヶ月の中1の生徒の話から。
小学生の頃会話を習っていたようで、単語も知っていますし、
分からなくても音として英語についてくることができます。
能力も高く、育てるのが楽しみな生徒の一人です。![]()
彼が先日の授業で、「彼女は何を持っていますか? 教科書を持っています」という英作をやっていました。
What does she have? ができたのですが、その答えが出ません。
この一ヶ月、色々なプリントで大分現在形の三つの形が進んでいて、
同じような問題がすんなりと出来ているのですが、この時はどうしても最初にtextbookが出てしまい、
She が出ません。![]()
普通は「答えの主語と動詞は、問の主語と動詞と同じ」というように導くのだと思いますし、
私もよくそうしています。
でも、その指導をもう何回もしてきたな、とふと気付きました。
そこで、今やっているCD教材、Little Womenのテキストを5ページ一緒に淡々と読みました。
そしてすぐ英作にもどり、「はい、言ってみて、」と言いましたら、
まったく当たり前のように、「She have a textbook.」と答えました。![]()
Haveはhasにしましたが、英語の構造的な問題として、この話を皆さんはどうお考えになりますか?
私が気付いてことは、彼の頭の中の無意識層で何かの原因で英語がくずれてしまって、
日本語になっている、ということでした。
だから英語のテキストをたくさん読みました。それで彼の頭の中ではまた英語が構成されたわけです。
私にはその過程が目に見えるような気がします。
そしてまたも痛感したこと、人間は無意識層で出来上がっていないものは、
意識的に正しくは出てこない、丸暗記でその場は出るかもしれませんが、
時をおいて出そうとした時、絶対に正しく出ない、ということです。
どんなに一生懸命説明しても聞き手の中にそれを受けるだけの材料がなかったら、
多分ほとんど流れてしまうでしょう。
私は新しい文法事項、例えば受動態を導入する時、もちろん最初に説明しますが、
これは最初の一回に過ぎない、もしこの生徒が30回で無意識の中に受動態が定着するとしたら、
30分の1、定着しただろう、と考えますし、生徒にもそう言います。
とは言え、こんなに確信を持って言っている私でも、ついつい、自分の説明で相手が分かった、
と錯覚して、はっと反省することがよくあります。
英語でも、国語でも、算数でも、まずは時間と量をかけて、生徒が無意識に分かるようにしたい、
そうすれば後は各個人が自分の努力でそれを意識化するのを助ければよいだけです。
まったく、「言うは易く行うは難し」ですが。
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