こんにちは!
ウザワシステム教育研究所 の鵜沢 戸久子です。
今、小3の算数で時計が出ています。
時刻を読んだり、時間、分、秒の単位の変換は前からやっていたのでよくできますが、
なんと!時間の長さがよく分からない生徒がいることを見つけました。![]()
「今3時15分です。3時間後は何時でしょう」とか「午前10時20分から10時間前は何時でしょう」というような問題です。
特に「後」より「前」がわからない生徒が多かったようです。
これは「足す」より「引く」が難しく、「掛ける」より「割る」が難しいのと同じ原理だと思いますが、
根本の問題として、時間の長さという概念そのものがわかっていない子供たちが、
少なくない数でいるのだと知って愕然としました。![]()
それを周りの大人たちに話してみると、結構小学校で時計が出来なかった、という記憶を持っている大人がいて、
興味をもって何人かの人たちに聞いてみますと、そのラインは25才くらいだということが分かりました。
これは多分、家の中でも町でも、アナログ時計を見かけなくなった時期と重なるのではないかと推測しています。
生まれた時から大きな、数字がちゃんと見えるボンボン時計を見て育ったので、ある年代までの人たちにとって、
時間の流れは自明のことであり、自己と一体のものです。
でも今の子供たちの多くは、デジタル時計しか見ていないので、特に幼児期に、
時刻は分かっても時間の観念が育っていないかもしれません。
長い間無意識に晒されているものによって、人間はどんなに大きな影響を受けているのか、と改めて思いました。
デジタル時計は予想以上にあちこちに困って現象を引き起こす原因の一つかもしれないと考えてしまいました。
とにかく今当面の問題として、時間の長さを理解させようとあれこれやってみていますが、
中には、5分の時間の幅が分からず、7から8へと長針が動いたら何分?と聞きましたら、8分と答えたりします。
長針の針が指している数字が分だと思うようです。
やっとその間が5分だということが理解できて、それでは9時40分から20分後は何時でしょう、という問題をさせたら、
「12時!」と答えました。あーぁ、とこちらはがっくりするばかりです。
8年かかってデジタルに慣れた脳を変えるには、もしや8年かかるのでは?と心配しているこの頃です。![]()
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