こんにちは!
ウザワシステム教育研究所 の鵜沢 戸久子です。
入会して半年、やっと英語的になってきた大学受験生が2週間休んで出てきたら、
まったく日本語オンリーの脳に戻っていました。
大変真面目な生徒なので、その間多分CDは聞いていたと思われますが、
週2回ウザワに来なかったので、脳が戻ってしまったのでしょう。
入会時と同じように非常にナーバスになっていて、宿題の訳も日本語的で、英語的にはミスばかり、
多分辞書をひきまくったと思われます。
文を頭から理解しながら辞書を引くべきなのに、分らない単語を先に辞書で調べてから訳したと思われます。
しかも国語力はかなり高い生徒なのに、意味不明の訳です。
自分でもおかしいと思うらしく、非常に不機嫌になっていました。
そこで、2週間の間に脳は慣れた考え方-英語を日本語の領域で考えること-に戻ってしまったこと、
これはCDがかかっていても起こることを諄々と話しました。
そしてメインテキストを4ページばかり淡々と読んでいきましたら、やっと元に戻りました。
本人は時間を無駄にした、と思ったのでしょう、ひどく落ちこんでいましたが、いい経験だと思います。
自分の脳が自分の思うようにはならず、今まで慣れていた脳の使い方を変えるためには
毎日毎日たゆまぬ努力がいることが分っただけでもプラスの経験です。
私たちはやっと英語的になった生徒がまた日本語オンリーの脳になる、という経験をいやになるほどしています。
その時はがっかりしますが、考えてみれば当たり前ですね。
右足から歩き出していたのを左足から歩き出す、そんな簡単なことでも無意識にできるほどに習得することは大変です。
浅田真央がジャンプの時の踏み切りの足を変えるためにどれほどの困難と闘ったか、記憶に新しいところです。
天才でもそうなのですから、我々凡人が何かを変えようと思うなら、
相当の努力をするのは当然過ぎることではないでしょうか。
中1以来6年間もやってきたこと、それを半年で無意識段階まで変えることは多分無理です。
言葉の臨界期を過ぎてから(小学校が過ぎてから)英語の勉強を始めた場合は、
相当に長い間、「英語的に考える」ことを常に意識していないと戻ってしまいます。
私も英語を自然習得したわけではないので、何十年も毎日CDをかけています。
これからも仕事をしている限り、続けるつもりです。
そして願わくば学校の英語の先生方も、英語の習得を安易に考えて出来ないことを生徒のせいにせず、
まず自分が英語的になる努力をして欲しいと思います。
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