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2013-04

モンテッソーリ教育とは?~教師が心がけるべきこと

モンテッソーリ教育とは、子どもたちの自主性を育むことを目的としており、教師は「教える人」であってはなりません。子どもたちを観察し、興味を示したものに対して満足いくまで行わせ、そしてさらなる意欲を生み出していくための手伝いをするのです。

そのために、教師が心がけなくてはならないことがあります。モンテッソーリ教育は決して幼児にのみ行うものではなく、小学生、中学生、高校生になっても続けるべきだという見解もあります。子どもの自主性を育むべく、家庭でもモンテッソーリ教育を取り入れられるよう、教師が心がけるべきことをご紹介しましょう。

・環境に配慮しましょう

子どもが自由に学べるような環境をつくることが大切です。環境を整え、間接的に子どもを導けるようにします。

・子どもをしっかりと観察していましょう

子どもが満足したり、喜びを得たりするタイミングを大人が奪ってしまわぬよう、子どもをじっくりと観察している必要があります。そして、サポートが必要なタイミングも逃してはいけません。

・教具やものの取り扱い方を正確に示しましょう

的確なサポートを行うためにも、教具の正しい使い方を正確に示す必要があります。そのため、モンテッソーリ学校の教師は教具を正しく使いこなせるまで繰り返し練習を行います。

・積極的に、そして消極的に。バランスが大切

子どもが、環境との交流を持ち始めるまでは積極的になりましょう、そして、子どもが物事に集中しているときには消極的になり、受動的な立場で暖かく見守るようにします。

・呼ばれたら耳を傾けて、よく聞く

呼ばれたときにすぐいけばすぐ済むようなことも、そうしなかったがために時間を無駄にしないようにしましょう。子どもに呼ばれたらすぐに駆け寄り、言葉で表現していること以外の要求もくみとることが大切です。

・子どもの間違いを直接訂正してはいけません

子どもが間違っていたとしても、直接訂正するのではなく、子ども自身に気づかせるようにします。間違うことで学んでいくので、間違わないよう仕向けることもしないようにしましょう。

・活動を無理強いしてはいけません

子どもが何もしていなくても、休んだり他の子の活動を観察していることがあるので、活動を無理強いしないようにしましょう。しかし、本当に活動を拒否したり、理解していないこともあるので、そんな子どもには声をかけ続けることも必要です。

・活動を成功させた子どもを認めること

決して安っぽい言葉で褒めるのではなく、活動が済み、成功させた子どもが満足感に浸っているところに静かに現れ、そしてそれを認めてあげましょう。

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モンテッソーリ教育とは?~言語、算数、文化教育

モンテッソーリ教育は、5つの分野から成っています。生活をしていくために必要な動作を学ぶと同時に自己を形成していく「日常生活の練習」、感覚器官を養うために必要な「感覚教育」、そして、「言語教育」「算数教育」「文化教育」です。

モンテッソーリの言語教育は、日常生活の練習と感覚教育を基礎として、子どもの興味に適したゲームなどを通して行われます。

話す、書く、読む、といった言語教育だけでなく、文法、文章構成も早い時期から学んでいきます。

こちらにも、感覚教育同様教具があります。

例えば、イラストとそのイラストの名前が書かれたカードが1枚ずつあり、その2枚を合わせることで学んでいく「絵合わせカード」、50音が1字ずつパズルになっている「50音並べ」、幾何学形が枠にセットされていて、枠に沿って線を書くなどの練習をする「メタルインセッツ」、つるつるの台にザラザラの砂文字で書かれている文字をなぞる「砂文字板」などがあります。

算数教育は、具体的に感覚でとらえることのできる「数量」から入っていきます。数量と、その数量を言い表すときに使う「数詞」、書き表すときに使う「数字」の三者の関係より学んでいきます。

たとえば「○○○○○」が数量として認識し、そしてそれを数詞「ご」と言い表すことができ、「5」と書き表すことができるようにします。

十進法は、1、10、100、1000の「金ビーズ」を通して、体感しながら学んでいきます。他にも「銀行あそび」「切手あそび」「蛇あそび」などの教具を使って、個人だけでなく、グループになって学ぶための教具もあります。

文化教育には、動植物、地理、地学、歴史、道徳、音楽、体育、美術などが含まれます。これらの分野を通して、生命の神秘への興味や、芸術に対する興味や表現力など、文化的な教育を多岐にわたり行い、能力を育んでいきます。

文化教育の教具には、「太陽系の惑星の模型」や「世界地図・日本地図パズル」、「動植物の絵カード」などがあります。

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モンテッソーリ教育とは?~感覚教育

子どもたちの自主性を大切にすることで心と体の成長を促すモンテッソーリ教育ですが、教育法の中でも特に重視されているのが「感覚教育」です。

モンテッソーリは、子どもは3~6歳の間に、視覚、聴覚、触覚、臭覚、味覚の五感が著しく発達する特別な時期であることに気づきました。

幼児を見ているとわかるように、何でも口に入れてみたり、触ってみたり、じっと観察しているときがあります。そこから、たとえば「水が冷たい」「空は広い」「木は大きい」などといったことを感じていきます。

この時期のことをモンテッソーリは「感覚の敏感期」と呼び、敏感期にいる子どもたちに感覚器官を育むための活動を行っています。

この時期だからこそ、感覚器官をつかった活動への興味は最も高いのですが、この活動を通して、考える力と、抽象的な概念の整理をする能力が高まっていきます。「冷たい」「広い」「大きい」といった感覚は抽象的な概念ですが、これらの概念をわかりやすくするためにモンテッソーリ教育では、感覚を養うための教具が用意されています。教具はモンテッソーリ教育独自のもので、高さを識別するための円柱ものさし、触覚を識別するための触覚板、音の高さを識別するための音感ベルなどです。

これら教具を使って、「同じ物を対にする」「順番に並べる」「分類する」という作業を促します。こういった作業は物を考えるときに使う方法と全く同じで、この3つの考えを使って物ごとを判断していくのです。この3つの作業ができたということは、子どもたちがしっかりと考え行動に移せているということ。こうして子どもたちは、自分で考え判断し行動するということを自然に習得していきます。

感覚教具を使いなれた子どもたちは、考える力がつき、そして想像力が高まったことで独自のアイディアからいろいろなデザインを始めます。その後も、現実にあるものをデザインしたり、新たなものを生み出したりする基礎となります。

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モンテッソーリ教育とは?~日常生活の練習について

モンテッソーリ教育は、子どもたちを自由に行動させ、自主性を育むことを目的としていますが、モンテッソーリは、私たち大人が子どもたちにどのようにして生きていくのかを教えることが大切だといっています。

その中に「日常生活の練習」という分野があります。これは、子どもたちが成長する上では欠かせないプロセスなのです。

子どもたちは誕生してから徐々に体を動かしながら生活に必要な動きをおぼえていきます。開いたり握ることしかできなかった手は、物をつかんだり動かしたりしていろんなことができるのだということを知ります。

日常生活の練習とは、この動きを伴った成長エネルギーに関係している分野のこと。この日常生活の練習を経て、体の動きについて学び、自己を確立していき、人格形成をしていきます。

モンテッソーリがなぜこの「日常生活の練習」に着目したかというと、子どもたちは日常生活にこそ強い関心を抱くことに気づいたからです。

日常生活における活動は、子どもたちに体の動きを身につけさせていく上で大変重要な役割を担っているからだとモンテッソーリは言います。本能として、生きていく上で何が重要かを子どもたちは知っていて、それを学ぶことによって自分の体を洗練していくのです。

日常生活の練習は、具体的には「ハンカチをたたむ」「水をガラスのコップに注ぐ」「ほうきで掃く」「箸を使ってものをつまむ」などといった活動があります。非常に単純な動作ですが、モンテッソーリは「動作は知性の命令から起こる」と言っています。子どもたちに備わっている知性が興味を呼び起こし、体を動かしてそのものに関わろうとするのです。

そして活動していく中で、独立心や自立心、集中力、協応動作が深まっていきます。これがさらなる意欲の誕生や、自己の確立へとつながります。

日常生活の練習を行う際の、用具の特徴ですが、すべてが子どもサイズであること、ガラスなどについても本物であること、思わず手を出したくなるような美しい形や色のもの、清潔であるものを使用します。

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モンテッソーリ教育とは?~モンテッソーリ教育の特徴

世界的に有名であり、多くの学校で取り入れられているモンテッソーリ教育ですが、どのような特徴があるのでしょうか?

まず大前提として、モンテッソーリ学校における教師とは、「教える人」ではなく、子どもを観察し、自主性を援助する役割を果たします。

何でもやってあげるのではなく、自分から鉛筆を持ってみたり、自分で蛇口をひねってみたり、自分自身で様々なことをやってみることで、さらなる内面的欲求を呼び起こし、子どもの心と体の成長を促します。

一人ひとりの欲求にこたえられるように、子どもたちが学びやすい環境を整え、大人はその欲求に沿ってゆっくり丁寧に教えます。そして子どもたちは自分のしたいこと、知りたいことを満足いくまで行い、体験を通して上手になっていきます。この満足感が、自信や次の意欲への原動力となるのです。

最近は、大人が教えすぎてしまうことで、子どもの心が育たないといわれることもありますが、モンテッソーリ教育ではまさに「子どもの自主性」を育てるための教育法だといえるでしょう。

モンテッソーリ教育では、「個」の確立を尊重し、子どもたち一人ひとりがそれぞれ違った存在であることを認め合い、協力しながら生きていくことを目指します。

その目標を果たすために、子どもたちには自由な環境を提供することが最重視されています。

その環境の中で、子どもたちは自由に行動します。集団で行動するのではなく、一人ひとりが気づき、意欲を高めるために自分で自分の活動を選びます。自分のリズムで納得いくまで繰り返し活動することが、この教育の基本です。

また、縦割りクラスだというのも大きな特徴でしょう。

異なる年齢の子どもたちが1クラスに集まり、子どもたちはお互いから学びあいます。年上の子どもは年下の子どもの世話をすることで責任感を学んでいき、年下は年上から、今まで知らなかったことや思いやりといった感情なども学んでいくのです。

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モンテッソーリ教育とは?~モンテッソーリ教育の目的

世界には様々な教育法が存在しますが、日本でもおなじみなのがモンテッソーリ教育ではないでしょうか。

赤ちゃんの頃から幼児期まで行う教育法だと認識されがちですが、モンテッソーリ教育の終了は24歳で、海外ではモンテッソーリ教育を行っているのは幼稚園だけでなく小学校、中学校、高校なども多くみられます。

日本でも、小学校でモンテッソーリ教育を取り入れているところがいくつもありますよね。では、モンテッソーリ教育とはいったい何なのでしょうか?

教育に関する知識として、今回はモンテッソーリ教育についてご紹介したいと思います。

モンテッソーリ教育を考案したのは、イタリア・ローマの精神病院で働いていたマリア・モンテッソーリです。モンテッソーリ教育は、知的障害児への感覚教育法として知的水準を上げる効果をみせました。

この独特な教育法は、1907年、ローマに誕生した「子供の家」でその効果を発揮し、瞬く間に欧米を中心に世界へ広がっていきました。特にアメリカでは2度にわたって大ブームが起こり、アメリカ全土にモンテッソーリ教育法が普及。私立をはじめ、数百の公立学校でもプログラムが導入されています。

日本では、1960年代にモンテッソーリプログラムを導入する幼稚園が誕生。専門に行う「子供の家」も創設されました。

モンテッソーリ教育の基本は、「子どもは自ら成長し、発達する力をもって生まれてくる。大人はその要求をくみ取り、自由を保障し、子どもたちの自発的な活動を援助する存在に徹しなければならない」という考えに基づいています。

この教育では、それぞれの発達段階である子どもたちを援助し、自立し、責任感と他人への思いやりをもった人間に育てることを目的としています。その目標を達成させるために、モンテッソーリは多くの子どもたちを観察し、そこから教育法を構成していき、独特な教育法の開発となったのです。

モンテッソーリ教育の正しさは、大脳生理学、心理学、教育学などの成果によって証明されています。

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シュタイナー教育とは?~授業の特徴

シュタイナー教育の基本理念や特徴などをご紹介してきましたが、シュタイナー教育を取り入れている学校と、一般的な学校とはどのような違いがあるのでしょうか?

こちらでは、シュタイナー学校の特徴をご紹介します。

■エポック授業

シュタイナー学校では、朝の最初の2時間程度を使い、エポックの時間帯に数週間続けて同じ科目を学ぶという特徴があります。

例えば算数を3週間続けている場合は、国語の授業は全くしません。算数のエポックが終わったら、次は国語の授業を数週間続けて行います。

■テストがない

シュタイナー学校では、点数をつけることがなく、テストは一切行いません。

■鉛筆ではなくクレヨンを使う

鉛筆よりも、クレヨンの方が太い線をかけ、そして様々なカラーを使うことができます。クレヨンの方が生命感を持っているという考えから、鉛筆ではなくクレヨンを使用します。

■クラス替えをせず、同じ担任が受け持つ

シュタイナー学校では、1年生から卒業するまでクラス替えを行わず、ずっと同じ担当が受け持ちます。

■フォルメン

シュタイナー学校は、フォルメンなしには語れません。フォルメンとは、集中力を回復させたり疲れを癒すために渦巻きなどを書くことです。

外側から内側に向かって渦巻きを書いていくと、徐々に集中力がアップしていきます。そして内側から外側に向かって書いていくことで、集中力が解放されます。

授業中に子どもたちがだらけてしまったと感じた時に、集中力を回復させるためにこのフォルメンを行うのです。

フォルメンは、渦巻きだけではなく、学年が上がっていくにしたがって形も複雑になっていきます。

■オイリュトミー

オイリュトミーも、シュタイナー学校にはなくてはならないもので、シュタイナー学校では世界的に必修科目になっています。

オイリュトミーとは、体を使っていろいろなことを表現すること。

みんなで円をつくっていくと、知らず知らずのうちにキレイな円ができるように、一人ひとりが自然に円を修復していきます。自分勝手な行動をしているとキレイな円ができません。これによって、子どもたちが協調性と責任感を学ぶのです。

日本語ではオイリュトミーをうまく説明することは難しいのですが、オイリュトミーを研究している人たちもたくさんいる、注目すべき科目です。

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シュタイナー教育とは?~シュタイナー教育ではしてはいけないこと

■テレビは見せない

幼児期には、テレビを見せてはいけないというのが、シュタイナー教育における考えです。テレビを見るという行為は受動的であることから、成長に悪影響を与えます。また、幼児期には二次元の表現媒体を理解できないので、どんなに子ども向けでも、どんなに優しいテーマであっても刺激が強いのです。

シュタイナー教育では、テレビ番組の内容以前の問題を指摘しています。テレビを見るときは、目の筋肉を不自然に使うため、目だけではなく体全体の筋肉が緊張してしまうのです。

テレビが子守り役になってしまうと、子どもの心の微妙な変化にも気づけないため、テレビは一切つけずに、周囲とのコミュニケーションを通して子どもの成長を促しましょう。

■早期教育はさせない

幼児期には、人格の80%が育つといわれています。シュタイナー教育では、この幼児期には心を育てることが最も大切だと考え、知的なものには触れさせないよう提案しています。遊びを通して知的なものに触れたとしても、楽しくはありますが、精神が疲れてしまうのです。早期教育は早産にあたるため、子どもに悪い影響を与えるといいます。

■絵本を読まない

シュタイナー教育では、幼児期にも絵本を読まないようにします。絵本や紙芝居などを使うのではなく、絵のない素話の方が子どもの中のイメージを膨らませやすいため、心の成長につながるというわけです。

素話をするときの話し方にも注意が必要です。話すときは、声色を変えず、感情を抑えて淡々と話します。淡々と読んだ方が子どもの心にすんなりと入っていくのです。ただし、大人もその場面を心に描きながら、心をこめて話すようにしましょう。

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シュタイナー教育とは?~シュタイナー教育の特徴

シュタイナー教育の基本理念をご紹介しましたが、今回はシュタイナー教育の特徴をご紹介します。この特徴があることで、その後の具体的な教育法が生きてくることを知っておきましょう。

また、シュタイナー教育の特徴は、現在日本でも「良い」とされている教育の基本です。これらは、幼稚園や学校でしか取り入れられないものではありません。家庭に取り入れられるものであり、これらの特徴を実行することによって子どもの心は健やかに育っていくのです。

■静かで安心できるような環境が子どもを育てる

ケンカが絶えない家庭環境に育つことで、子どもの心が壊れてしまうことがあります。大きな音をたてたり、大声で叫んだり、そんな環境では子どもは心から安らぐことができません。常に興奮し、緊張してしまうことで心が疲れてしまうのです。

シュタイナー教育の特徴として、静かな安心できる環境づくりが基本。

シュタイナー教育に基づいた学校などでは、子どもが安心できるような優しいカラーのカーテンや壁紙にし、先生も優しいカラーのスカートやエプロンを身に着けているところが多いようです。

■周囲の大人を真似しながら子どもは育っていく

幼児期の子どもは、目の前で起こったすべての事柄を受け入れ、真似しながら吸収していきます。これは言語を習得するときのように、見た物を手にとり、匂いを嗅ぎ、味を覚えながら名前をおぼえていくことも当てはまりますし、大人のちょっとした行動を当たり前のことと認識して同じように行動することも当てはまります。大人は常に、子どもから見られ、真似されているということを意識して生活していく必要があります。

■規則正しい生活リズム

生活リズムは、子どもの成長に大きな影響を与えます。毎日規則正しい生活リズムを繰り返すことによって、子どもの心は安定します。心が安定していると集中力も高まりますし、落ち着いて集団行動にもなじむことができるのです。

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シュタイナー教育とは?~シュタイナー教育の基本理念②

シュタイナーは、人間が生まれながらに持っている個性と、親からの遺伝の混合によって人間性が作られると考え、その気質を4つのタイプに分けました。

タイプ別に、その子どもとの正しい接し方を提示しています。ただし、子どもはどれか1つのタイプに当てはまるのではなく、4つの気質を持ち合わせているということには注意しなければなりません。その時々の気質に合わせて接することが必要です。

・胆汁質

自己主張がはっきりしている・意志が強い・決断力と行動力がある・些細なことで周囲と衝突を起こす・自分の能力が認められると行動力と集中力を発揮する・意志が通らないと癇癪を起こし、激しく反応する・土をしっかり踏みしめるように歩く

胆汁質の子どもに対しては、子どものやっていることに注目し、関心を持つことが大切です。常に向上心を持っているタイプなので、少しハードルの高い課題を与えるといいでしょう。逆に、ハードルの低いものやレベル相応の課題を与えると、簡単にクリアしてしまうことで自信過剰になる恐れあり。エネルギーを発散させるようなはけ口があることで、バランスをとれるようになります。

・憂鬱質

非社交的・敏感で傷つきやすい・物事を悲観的に考えやすい・自分に対しての関心が強い・重そうに、引きずるような感じで歩く

憂鬱質の子どもは、大人が辛い体験を話すと共感します。悲しい体験をした人を愛するタイプであり、そのような人が周りにいないと孤独感を感じてしまいます。

・粘液質

人から注目されることが苦手・休むこと、食べること、眠ることが好き・おっとりしている・一度やる気を起こすと長続きする・歩き方はゆったり確実

粘液質の子どもには、興味をもっていろいろと気づいてあげることが大切です。しかし、「ほうっておいてほしい」と思っているため、気づいたことを子どもに伝えると嫌がります。親の反応に刺激を受けることで、自ら関心を持つようになるのです。

・多血質

いろいろなことに関心を持ち、一つのことにじっくりと取り組む・活気に満ちている・楽観的・人当りが良く優しい・刺激を受けやすく、喜びや悲しみに敏感・新しいものに関心をもつが、長い間集中できない・飛び跳ねるように軽やかに歩く

多血質の子どもは、常にキョロキョロ焦って行動することも多いので、大人がゆっくりと導いてあげることが必要です。または、子ども以上にせかせかした行動をとり、子ども自身に気づかせてあげる方法もあります。

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