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2012-05
高校受験の準備に、親がどの程度口を出すべきか?
- 2012-05-31 (木)
- 中学生
そろそろ高校受験に本格的に取り組む生徒が増えてくる時期です。
初めての受験を経験するご家庭では、お子さんをどうサポートするべきか、志望校はどうするべきかなど、たくさんのお悩みを抱えているかもしれません。
今まで受験を経験してきたご家庭で、一番苦悩するのが「保護者がどの程度口出しをするべきか」ということだそうです。
高校受験はお子さんのものですが、親としては夜も眠れないほどに思い悩むこともあるものですよね。
保護者も納得できる学校だったら、いくらでも授業料は出す、と心に決めているご家庭もあるでしょうし、できればこの学校に入学してほしい、と親なりの希望を持っている方もいらっしゃると思います。
そして塾ですが、夏休みから本格的に通い始めるお子さんが多いようです。
部活に励んでいるお子さんは、今が大切な時期ですよね。
親としてはなるべく早めから通わせたいけど、お子さんは嫌がっている場合、塾へ通わせるタイミングも、お子さんとよく話し合って決めるべきでしょう。
以上のように、親心と子心はなかなか相見えないことも多いのですが、どの程度口を出していいかと悩む必要はないのかもしれません。
高校受験に関しては保護者の方が断然先輩なわけですから、その時得たもの、受験後後悔したことなどを思い出し、ご両親も思いっきり関わっても良いのではないでしょうか。
それに、意見を言い合い衝突することが、受験の醍醐味でもあるのです。
受験を終えたお母さんの中には「口を出し過ぎたかも」と反省する方もいらっしゃるようですが、高校受験はお子さんの人生にとっては大きなターニングポイントであり、あっさりすませていいものではありません。
また、親との衝突の中で、「お母さんの受験じゃないのに」と受験前の接し方に腹をたて、それがお子さんの闘争心となることもあるようです。これがきっかけで自立心が育つことも十分に考えられます。
受験はお子さんの問題ですが、同時にお子さんが成長するいい機会でもあります。
口を出し過ぎたと反省することもあると思いますが、お子さんの意見を尊重しながらも本音でぶつかり、お子さんのストレスはしっかりと受け止める覚悟で受験準備に臨みましょう。
やっぱり「よい英語の暗記」が一番です!!
ウザワシステム教育研究所 の鵜沢 戸久子です。
長い間ウザワで講師をしていた元スタッフからメールをもらいました。
「英会話教室のディスカッションのクラスに通い始めて1か月が経ち、
最初は言葉が出てこなくて唸っていたのが、随分出てくるようになりました。
自分の頭の中にどんな英語が蓄積されているのか自分ではわからないのですが、
たくさんの暗記で本当に色々詰まっているというのが実感できて、
とても面白いです。
前回のディベートで、for instanceと言ったらしく、先生が、日本人はfor example
しか使わないと思っていたのでびっくりした、両方使えるのはいい、
と誉めてもらいました。
自分ではもちろん無意識なので、そうかーと不思議に思いました。
どれだけ色々な言葉が蓄積されているのか、出してみないとわからないので、
初めて本当の意味で英会話が面白い!と思いました。」
とのことでした。
たしかに英会話というと、会話の表現を覚えて使う練習をする、というイメージが
あります。
このように脳が「会話」という回路に熟達するにつれて、英語自体はいくらでも出てくれば、
さぞ会話が楽しいだろう、と想像がつきます。
前にも生徒上がりの講師がいて、彼女はまったく英語がしゃべれなかったのですが、
ある時海外に行き、飛行機の中でアメリカ人と隣り合わせ、話しかけられてみたら
結構英語が出てきて、降りる頃には自分のところで働かないか、とスカウトされた!!
と言っていました。
ウザワの生徒たち、そして自分も暗記して授業をする真面目な先生たちも、
みんなその場になると不思議に英語がどんどん出てくるという経験をしています。
私も生徒が勉強する教材はほとんどすべて暗記してきましたから、
膨大な量の英語が自分の脳の無意識層に蓄積されていると感じています。
小学校の低学年から英語を暗記しているウザワシステムで勉強している子供たちが、
大学生になる頃にはもっともっとすごい量が蓄積されるでしょう。
日本人のほとんどがそういう種類の英語を習得していったら‥‥。
これは素晴らしいですね。大学受験の生徒たちにもことあるごとに言っています。
「CDのかけ流しをたくさんして、しっかり訳してどんどん暗記する、
それだけで一流の大学の受験英語は十分だ」と。
そしてこの「どれだけの量が蓄積されているか自分でもわからない」、という感覚は、
英語だけでなく、すべての知識の獲得で目指すべき方法ではないかと思います。
「日本人の小学生に100%英語をマスターさせる法」 鵜沢 戸久子著 フォレスト出版
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読書を習慣づけするためには?
- 2012-05-28 (月)
- 教育
本を読むということは、語彙力も上がり、周りのものに興味を持つきっかけとなるものです。
小学生のうちはなるべく読書数を増やして、今後の教育に活かしたいものです。
しかし、本嫌いのお子さんも多いですよね。
中には、活字を見ただけで眠気に襲われてしまうお子さんもいるようです。
読書を習慣にしてもらうには、どんな方法がいいのでしょうか?
まずは、ご両親もよく読書をすることが大切です。
子どもは真似をしたがるものですが、親が楽しそうに読書をすることで、いつの間にかお子さんが読書好きになっていることもよくある話です。
さらに、家族みんなで読書をする時間を持つことも一つのポイント。
たとえば夕食後、家族全員での読書の時間をつくることで習慣づけすることができます。
家族全員が無理であっても、お子さんを含めた数人で読書会をするのもいいでしょう。
また、字が苦手だというお子さんも多いので、まずは絵や写真の多い本を選択してみてもいいと思います。
漫画は本とはいえませんが、男の子は特に図鑑などが好きなので、夢中で読んでくれるのではないでしょうか。図鑑は写真やイラストが多くても知識となりますので、読書を習慣づけするきっかけの1冊にお勧めです。
保護者が読ませたい本と、お子さんが読みたい本が違うことも多いと思います。
そんなときに読ませたい本を無理強いしてしまってはさらに読書から遠ざかってしまう危険性がありますので、できる限りお子さんの読みたい本を優先させてあげるべきです。
いってしまえば、好きな本だけ読ませてもいいのです。そのうち興味が広がり、保護者が読ませたかった本に行きつくこともあります。
まずは読書への興味が高まるよう、気長に待ってあげることが大切です。
読書を習慣づけするために、15分程度でも毎日読書の時間を設けることも一つの手です。
例えば学校から帰ってきた後の15分間、夕食後の15分間などを毎日必ず読書の時間に設定しましょう。
あまり長い時間では途中で集中力が切れてしまうこともありますので、そのお子さんに合った時間設定が必要です。
自宅で国際交流!ホストファミリーになるには
- 2012-05-26 (土)
- 教育
お子さんだけでなく、自分自身も海外へ留学してみたい、と考える保護者の方も増えてきているようです。
最近では親子で短期間留学ができるコースなども用意され、親子で国際交流を体験する機会が増えてきました。
しかし、何週間も家を明けることができない場合、諦めるしかないのでしょうか。
一つの案として、ご自身がホストファミリーになるという方法があります。
ホストファミリーとは、海外からの留学生の受け入れ先となる家族のことで、食事などの世話をします。
自宅に留学生を迎い入れることで、文化や習慣の違いを分かち合え、最も身近で密度の濃い経験ができるはずです。
ホストファミリーになるには、ホームステイ協会への登録が必要となります。
協会もいくつか存在し、市のホームステイ団体が募集していることもありますし、財団法人AFS日本協会など、全国的に募集している大手もあります。
海外に出ることなく一番近い場所で国際交流ができるわけですから、英語を勉強中のお子さんがいらっしゃるご家庭などは特に登録しがいがあるのではないでしょうか。
しかし、留学生が英語を公用語としていない場合もあります。
英語を勉強したいからといって「英語を話せる学生を…」といった希望は出せません。
日本への留学生では、中国人や韓国人が多いようで、英語を話せればコミュニケーションはとれますが、各国の母国語しか話せない留学生ももちろんいますから、その点は心に留めておきましょう。
また、誰しもが積極的に話してくるとは限りません。
中にはホームシックになって部屋にこもってしまう学生も多く、コミュニケーションどころかなんとか部屋から出てきてもらうことに一苦労することもあります。
しかし、ホストファミリーになるということは、お子さんに国際交流のきっかけを与えることとなり、それがきっかけで英語を話すこと、異国の文化を理解することなどに興味を示してくれることもあるのです。
海外の留学生を家族として迎え入れることは決して簡単なことではありませんが、得られることはとても多いのではないでしょうか。
留学の種類~ファームステイ~
- 2012-05-24 (木)
- 教育
これから留学をしようと考えてはいるものの、時期も目的もはっきりしない…。
学校に行こうにも費用がない…。
留学について、そんなお悩みを抱えている方もいらっしゃるでしょう。
留学のタイプは、語学留学やおけいこ留学など、いくつかのタイプに分けられますが、「ファームステイ」という留学方法をご存知でしょうか。
ファームステイとはその名の通り、農場や農園に滞在して自然や動物に触れながら英語を学んでいく、という留学の種類です。
ファームステイは、日本国内でも行われているもので、海外に限りません。
しかしどうせ留学するなら、ニュージーランドなどの大自然の中で英語を学びながら学習したいとは思いませんか?
ファームステイの種類としては、馬、牛、フルーツ農園、ガーデニングができるファームなどがあり、農家の部屋に宿泊できる場合もあります。
大規模なファームステイの場合は、体育館などでキャンプのように過ごしながら、世界各国から訪れている若者との共同生活をし、異文化交流も楽しむことができます。
ファームステイを希望する方にはワーキングホリデーを利用する方が多く、しっかり働くためにはかなりの労働力が必要です。
しかしその分日当や週払いで報酬がもらえるので、1日1日を働きながら過ごしているという充実感を得ることができるでしょう。
農場で働くほどの労働力はないけど、体験してみたい…という方向けに、農場体験タイプのファームステイもあります。
この場合は宿泊費を払って農場に滞在し、2~3泊程度体験していく方が多いようです。
農場を案内してもらい、乳搾りやフルーツの収穫など、農場でしかできない体験をすることができます。
語学留学の場合、数ヶ月のうちの数日ほど、ファームステイのための農場や滞在先を手配してくれることもあります。
日本国内ではなかなか体験できないいい機会です。興味がある方は、留学あっせん会社に問い合わせてみてもいいかもしれませんね。
生徒の自立
ウザワシステム教育研究所 の鵜沢 戸久子です。
頭はよいはずなのに入会以来日本語も英語も発語しない生徒がいました。
みんなで一緒に言う時はあるいは小声がでていたのかもしれませんが、
一対一になるとまったくしゃべりません。
文法問題などの作業も長い時間の後に正解をもってきます。
色々と対応してみましたが、効果がなく、他の講師のクラスに移してみましたが
講師もストレスのかたまりになってきました。
そこでもう6年生になりましたので、本人も納得して中高生の時間帯に移してみました。
でもほとんど口をきかない生徒を大勢の生徒の中で個別指導することは本当に難しく、
限界かな、と何度も感じました。
そこで最後の手段として、
「多分色々と言われることがいやなんだと思う。
これからはスケジュールの順番にやれたら持ってきなさいね、
質問があったらもちろん来てね。」
と話して本人が行動を起こすまで、だまってほっておきました。
もちろん放れるわけもなく、内心は心配で胃痛をおこしそうでした。
スケジュールは八個の課題がありますが、1日目は一つしか終わりませんでした。
でもじっと我慢の子で、見守っていました。
すると2回目になったら5つ終わりました。
そして読みも訳もしっかり声がでるようになり、出してみれば大変よくできます。
そして3回目は別人にようにどんどん課題に取り組み、
スケジュールを全部終えることができました。
そして何よりもうれしかったのは、今まで見たこともないような
晴れやかな表情だったことです。
これは私にとって大変大きな発見でした。
40年も生徒が自立して、ポジティブに勉強に取り組むような指導に
取り組んできましたが、今回はそれでもまだ自分の中に
生徒の自発性を損なうような過保護さ、親切さが多量にあったという
愕然とする発見です。
自立は初めに十分なケアがあってこそ身に付くものです。
小さい頃に十分なケアを受けた人間は自立できますが、
ケアが十分でないと一見自立しているように見えても不安定な部分を抱える、
と言われます。
英語学習も同じで、初めは十分なケアが必要です。
難しいのはどのようにして、いつ、自立へ舵を切るか、というタイミングと方法です。
それは一人一人違います。
今、もう一度担当しているすべての生徒について、自立を妨げていないか、
点検しています。
これからも仕事を続けている以上はより良い教育を目指して努力しなければと
改めて痛感しました。
子供の自発性は大人が我慢しなければ生まれないのでしょう。
本当に素晴らしいことを教えてもらいました。
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留学先の学校選びのポイント
- 2012-05-20 (日)
- 教育
学生の方も、社会人の方も、「留学をしたい」と思った時に、まずは何から始めるでしょうか。
時期も大切ですが、やはり学ぶ場所、都市や学校も大切だと思います。
こちらでは、語学留学の場合の、留学先の学校選びのポイントをご紹介します。
まずは、行ってみたいと思う国や都市を絞ってみましょう。
そもそも留学したいと思っている方は、行きたい都市があるからこそ留学したいと思うのかもしれませんね。
大都市は治安が悪いと思われがちですが、治安が悪いといわれているのは一部の地域だけなので、大都市でもそこを避ければ問題ないでしょう。
語学を学ぶための短期留学だとしても、行きたい都市の方が断然モチベーションが上がりますから、是非優先的に考えてみましょう!
そして重要なのは、学校の内容ですよね。
留学の目的が大学や専門学校への進学であれば、進学対策コースなどが設けられている学校を選んだ方が賢明です。
また、レベル数が多い学校の方が、自分に合ったクラスに入れる可能性が高くなります。
留学の前に、どの程度のレベル分けがされているのかを確認しておきましょう。
中には、学生数が多くてもレベル数が少ない学校もありますので、学生数だけで決めてしまうのはあまり良くありません。
予算も大切です。
留学にはお金がかかるものですから、こちらもしっかり吟味していきましょう。
かかる費用は、主に授業料と生活費です。
費用は、学校やコース内容、住む地域や施設によって異なります。
授業料は、大学の施設内に設置された私立の語学学校が比較的高めで、コース内容では専門語学の方が一般語学に比べて高めになります。
生活費は、滞在する地域でいえば大都市の方が高くなりますし、都市部から離れた地域は安くなります。
また、一人暮らしですとそれだけの費用がかかるため、ルームシェアやホームステイをすることが費用を抑えるポイントです。
初めての留学では、初めて会う人と同居することに不安を感じるかもしれませんが、多くの留学生がルームシェアやホームステイを利用しています。
美しい字の書き方ポイントまとめ
- 2012-05-17 (木)
- 教育
パソコンを使って字を書くことが多くなってきた昨今。
時々ペンを使って字を書いてみると、びっくりするほど汚い字だった…ということはありませんか?
子どもも同じで、パソコンや携帯が普及するようになってから、字を書く機会がぐっと減ったのではないでしょうか。
読書感想文の提出や、テストを受けた時、読みにくい字が原因となり失点してしまうことも考えられます。
今からでも遅くはありません。
定期テストや試験でも失敗しない、美しい字の書き方を知っておきましょう。
■ポイント1:ひじを使う
字を書くとき、手首だけを動かしていませんか?ひじも動いていますか?
美しい字を書くためのポイント①は、ひじを使うことです。
手首だけで書いていると、下に真っすぐ線を引くことができません。右利きだったら、途中でどうしても右に曲がってしまいます。
下に真っすぐ下ろすためには、ひじを使いながら書く必要があります。
■ポイント2:正しい書き順を知る
同じ字なんだから書き順なんて関係ない、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、書き順には意味があります。
正しい書き順が、一番バランスがとれた美しい字に仕上がる順番なのです。
最初の一画を受け継ぎ、そして流れるように二画目を書く。
こうすることにより、字がきれいになるのです。
字の書き順には癖がありますから、癖がついてしまう前に正しい書き順を覚えるようにしましょう。
■ポイント3:漢字・平仮名・片仮名の大きさを変える
日本語には漢字・平仮名・片仮名があります。
これらの大きさを書き分けることにより、全体的なバランスをとることができます。
まず、一番大きく書くべきなのが、漢字です。
本や新聞に目を通してみましょう。
意味を把握するために、漢字を中心に読んでいませんか?
一番画数が多いのが漢字であり、そして意味を把握するためのキーポイントが漢字なのです。
一番小さく書くべきなのが、平仮名です。
平仮名は小さく書くことでバランスよく仕上がりますし、固有名詞よりも接続詞などに使われることが多いため、目の片隅にだけ留め読み飛ばされることがほとんどです。漢字を目立たせるためにも、平仮名を小さめに書くことが大切です。
片仮名は、漢字よりも小さく、平仮名よりも大きく書きましょう。
片仮名は比較的固有名詞に使われることが多いので、平仮名との区別をつけやすく、目立ちやすくします。
これらを守ることで、バランスのいい美しい字を書けるはずです。
子どもの向上心を育むには
- 2012-05-15 (火)
- 教育
最近の子どもは、「向上心が足りない」といわれることが多くなりました。
特に、海外を渡り歩いてきた英語講師や、スポーツ選手などは海外の子どもとの違いをひしひしと感じるようです。
みんな平等に、上を目指すことなく平和に過ごす…こんな世界があれば向上心などは必要ないでしょうが、そうはいかない世の中です。
向上心がなければ、困らない程度の学力があればそれでいいと思ってしまうなど、現状維持を優先することが癖になってしまいます。
「面倒くさい」「どうでもいい」…など、投げやりな言葉が口癖にはなっていないでしょうか?
最近の日本で大きな向上心が芽生えたといえば、東日本大震災の復興活動ではないでしょうか。
日本中が一丸となり、失ったものを取り戻すための活動が行われています。
この事柄からわかるように、向上心がないというのは、不足しているものがないということなのです。
幼いころから苦労や我慢を知らなければ何でも手に入ると思いこんでしまい、手に入らないことに不満を感じます。
そして与えられることが当然だと思っているからこそ、自分からは動こうとしなくなります。「塾に行けと言われたから言っている」まさにこんな状況でしょう。
自らが向上心を持っていなければ、塾に行っていても身が入らないことで学力はアップせず、時間を無駄にしてしまうことになります。
家庭教育にも、学校教育にもいえることですが、過剰に与えること、過剰な指導は向上心の低下を招いてしまうのです。
最近では「競いあうこと」に嫌悪感を示す方が増えてきましたが、向上心をもつためには競争は避けられません。
負けて悔しいからこそ向上心が育つのです。
家庭教育だけで子どもが本当の意味で育つかといったら、やはり難しいのではないでしょうか。
可愛い子には旅をさせろといいますが、塾や習い事や部活など、外の活動にも力を入れることによって子どもは向上心を身につけていきます。
家庭教育、学校教育、学校外教育のバランスを大切にしながら子どもの心を育んでいきたいですね。
共働きと専業主婦・主夫の家庭教育
- 2012-05-12 (土)
- 教育
最近では小さなお子さんをおもちのご家庭でも、共働きが増えてきました。
不景気といわれている近年ですから、家計のために育児と仕事を両立しているご家庭も多いでしょう。
しかし、いまだにいわれているのが、「小さな子どもをあずけて仕事に出るのは子どもがかわいそう」という考えです。
さらには、「共働きの家庭はしっかり勉強をみてあげられないから学力低下につながる」…なんていう考え方もあるようです。
本当に、共働きと専業主婦・主夫の場合の学力には差があるのでしょうか?
まずは、共働きの場合のデメリットを考えてみましょう。
専業主婦・主夫の場合でしたら、子どもが帰る時間に家にいることができます。学校で何があったかなど、コミュニケーションの時間を多くとることができます。
しかし共働きの場合は、子どもが帰る時間に家にいないことも多く、子どもは一人、家で過ごすことになります。
ここで、もしかしたら学力低下といわれている原因が垣間見れるかもしれません。
テストの結果や宿題の話をどれだけできるかがポイントであり、子供の学習状況を把握しているか否かに尽きると思います。
一方、共働きのご家庭では、子どもの自立心が高まるともいわれています。
毎日家に帰るとジュースが出てくる子どもと、毎日自分で冷蔵庫からジュースを取り出してコップに注ぐ子ども。どちらが自立心が高まるかというのは、言うまでもありませんよね。
これは、共働きのご家庭に限らず、たとえ毎日親が家にいるご家庭でも可保護にならなければいい話です。
大切なのは、愛情を注ぎながらも過保護にならないこと。
毎日親がジュースを与えてしまったら、もしもジュースが出てこなかった日には「お母さんが注いでくれない」ということにもなりかねません。
共働きでも、子どもとの時間をしっかりとれば、愛情不足になることもありません。
共働きで学力が低下するといわれているのは、仕事の忙しさにかまけ、子どもとのコミュニケーションを怠ってしまった場合に限るでしょう。
「共働きだから、学力が低い」ということは絶対にありません。
バランスを大切にしたいですね。
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