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2011-09

作文検定で、現代に必要な力を身につける

作文検定という検定をご存知でしょうか?
作文検定とは現代用語検定協会による、PISA型学力で求められる力「思考の整理力」「表現力」「文章記述力」を楽しみながら育てる検定です。
同じく、「小論文検定」もあります。

暗記して知識の量を増やすことも大切ですが、自分の考えをしっかりともち、それを表現する能力こそが、現代求められている能力であり、子どもも大人も身につけておかなければならない基礎能力です。

作文と小論文は、従来の試験の欠点を補う手段として、近年試験に採用する学校や企業が増えてきました。
知識だけを求めるのではなく、文章によって自分の意見を記述する能力を判定することで、その学生や、その社員の本質を見極めるわけです。
受験などには関係なさそうに思われがちですが、入試に作文・小論文がある方は要チェックです。
事前に検定を受けておくことで、自分の実力を知ることができ、どのようにすれば上達するのかがわかるはずです。

試験内容は、文章の一貫性、構成力、表現力、説得力、国語能力などを判定すると同時に、現代社会による理解力や感性も評価されます。
そのため、その時期にあったニュースやキーワードを選択したうえで、各コース2課題が提示されます。
その中から1課題を選び、作文・小論文を書いていきます。

受験の結果は、作文・小論文検定「評価基準」及び「認定基準」によって合否が判断されます。

入試のために受験するのももちろんいいですが、これからの時代に必要な表現力が、自分にどれだけ備わっているかを確かめてみるのもいいのではないでしょうか。
作文・小論文検定に似た検定も、最近増えていますよね。
ちょっと主旨が変わるかもしれませんが、現代社会に関心を持ちその動きを読みとり、自分の考えを表現する「現代用語能力検定」や、語彙力を測る「実用日本語『語彙力検定』」など、自分の国語力を試せる資格がたくさんありますので、挑戦してみるだけでもおもしろいのではないでしょうか。

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発表会の練習の中で②

ウザワシステム教育研究所  の鵜沢 戸久子です。

   ウザワに入会して間もない、今度の発表会が初めての生徒がほとんどの小5のクラスがあります。

  英語がほとんど分からない状態でハリー・ポターに取り組み、頑張ってきましたが、

  たくさんの長いナレーションを暗記することは不可能だと思う、というご父兄からのお話もありました。

 

  

  でも私は完全ではなくてもかなり暗記はできると考えています。

  従来の考えの暗記、自分のセリフを一生懸命暗記するとうかたち、では多分不可能でしょう。

  しかし前回書きましたが、英語の地下水脈的な考え方に立てば可能です。

 

  生徒たちには①毎日必ず1回CDをかけ流すこと、②自分のセリフをしっかり声を出して読むこと、

  の二点を約束させました。

  そうしたら暗記が出来るようにしてあげる、と保障しました。

 

  そしてクラスで劇の練習の後、残り時間を人数で割った時間を一人当たりの持ち時間にして、

  「英語を二回、何も見ないで講師の英語に合わせて二回言う」、ということをしました。

 

  一人当たりの時間が十分でないので、持ち分の英語全部を毎回はできませんでしたが、

  多分脳はこの暗記の方法を会得するので、後は自分でもできるだろうと思いました。

  そして発表会一週間前の先日、自分の力で意識的に暗記をすることを教えました。

 

  嬉しいことに、ほとんど暗記することができました。

  それも正確に、きれいに。

  

  4月からずっと続いてきた家でのCDのかけ流し、教室での足し算訳と暗記と単語テスト、

  そして1か月前からの講師との無理のない暗記の練習、それらが一つになって、

  細いながらも英語の水脈が流れ始めたように感じています。

  だから暗記を頑張ってみたら自分でもびっくりのように英語がすらすら出てきます。

 

  初めての舞台であがったとしても、みんなかなりセリフが言えるだろうと楽しみです。

 

  「セリフを覚える」という目標を達成する方法として、全体を無視して自分のセリフだけ覚えさせる

  という従来の方法よりCDのかけ流しと劇活動という全体の中で暗記していく方法の方が

  はるかに自然で、効果的な方法だとご理解頂ければ、ウザワの教育法が人間の脳の生理に沿った

  とても優しい方法だということが分かっていただけそうに思います。 
 

 

  

  

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発表会の練習の中で①

ウザワシステム教育研究所  の鵜沢 戸久子です。

   もうあと少しで小学生恒例の発表会です。

    その練習を通して感じることがたくさんあります。

  長年問題として感じているのは、劇ができない生徒のことです。

 

  いくら劇練習をしても、的確に動けない、自分のセリフと人のセリフの区別がつかない、

  セリフとナレーションの区別がつかない、など、問題が多い生徒が昔も今もいます。

 

  私は英語を覚えていない生徒以上にこれらの生徒たちが心配になります。

  劇が出来ない、ということは場が読めない、あらゆることの文脈が理解できない、ということを意味します。

  そういう生徒たちは結構英語はばっちり暗記している場合が多いため、

  講師たちはあまり問題として感じていないかもしれませんが、

  思い返せば劇で的確に動けない生徒は高学年になるにつれて伸び悩んでいきました。

 

 

  英語を全部覚えている、でも劇が出来ないという生徒の中には家で自分のセリフだけ覚えさせられているので、

  全体がつかめない生徒もいます。

  この場合は生徒に、セリフを覚えるやり方を何度も話してやり、

  少々親ともめても本人が自立すれば問題は解決します。

 

  しかしCDをかけていると自然にみんな音として覚えてしまう性質の場合は、

  矯正していく必要があると感じています。

 

  劇練習の中で、全体を教え、自分の言う英語の内容、全体の中での自分の立場などを、

  何度も何度も話し、結構叱咤激励して動かします。

  するとだんだんに意識的に動くようになります。

  この劇練習を何度も重ねていくと、全体を見ること、場を読むことが少しずつできるようになります。

 

  私は発表会は英語を覚えることだけでなく、この「劇ができるようになる」という過程を通して、

  全体を把握し、場を読む力を養うこともできる、大変役に立つ活動だと考えています。

  英語ができて、場が読めない人より、英語が出来なくても場が読める人の方が、

  大人になった時はるかに世の中の役に立ち、本人も幸せになるでしょうから。

 

 

  

  

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インド人から学ぶ、英語力アップの秘訣

近年急激に国際化社会が進んでいるわけですが、国際共通語化の動きの中で、英語そのものも多様化しつつあります。
「英語」というと、一般的には「アメリカ英語」と「イギリス英語」に分けられますが、英語を使用している国は何もアメリカとイギリスだけではありません。

シンガポールにはシンガポール英語があり、インドにはインド英語があるのです。
このような国境を隔てた言語には、英語は英語でも、発音や表現方法などが多少異なるものです。
インドが正にその典型なのですが、ネイティブの英語とはかなり違うにも関わらず、独特の癖を直すことなく、一切お構いなしに自国の英語でコミュニケーションを進めていきます。
驚くほどに、「ネイティブ英語に近づこう」という意識が低いのです。

インド人から学ぶことは、日本人は英語に対してカッコつけすぎではないか、ということです。
日本人特有の英語の話し方がありますが、日本人はその発音をネイティブスピーカーを前にすると「恥ずかしい」と感じる傾向にあるようです。
だからこそ言葉につまってしまい、コミュニケーションをとれずに終わることがしばしば。

しかしインド人は、発音がネイティブスピーカーと違っていたって、独特の癖があったって、自信を持って積極的にコミュニケーションをとろうとします。
インド人が話す英語は、決して上手ともカッコいいともいえない発音です。
しかし、どんなに聞きづらくても、その英語はほぼ完璧に伝わっているのです。
TOEFLの成績を見ても、70年代に入ってからの彼らの躍進ぶりは群を抜いているといえるでしょう。
80年代にはフランスにおいつき、近年ではヨーロッパの非英語諸国と肩を並べる位置にいます。
また、インドは近年、驚異的な経済成長を遂げています。
中でもコンピューター分野を得意としており、インド人の英語力の高さがインドの産業の発展を支えるといっても過言ではないのではないでしょうか。

今の国際化社会の中で発展を遂げるためには、「コミュニケーションとしての英語力」が必要不可欠なのです。

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世界の教育~上海~

今注目すべきが、上海の教育です。
2010年12月7日に発表された、経済協力開発機構による国際学習到達度(PISA)調査によると、調査に参加した世界の約47万人の生徒の中で、初参加だった上海の生徒が、好成績を収めました。
読解力、数学的リテラシー、化学的リテラシーの3分野において、すべて1位を獲得したのです。
数学では2位のシンガポールを大きく引き離しての堂々の1位だったそうです。

この結果が発表されるとすぐに、世界から広く注目されるようになりました。
この結果は、日本も含め世界的にも「意外」な結果だったのです。
そして上海の教育について調査し分析した結果、子どもたちの「競争心」が相当強いということがわかりました。
競争社会で生まれ、勉強意欲が強い子どもが多く、とにかく向上心を持っています。
塾や部活はほとんどなく学校の勉強がかなりハードで、朝早くから夕方までびっしりの授業と、夜遅くまで宿題は当たり前で、ゲームなどをする子はほとんどいないようです。

しかし懸念されているのは、上海の子どもたちが勉強に時間を割くかわりに、スポーツや趣味などに時間を使わなくなっているということです。
それには大学入学を決めるためのテスト「gaokao」というものが大きく関わっています。
上海では、gaokaoの結果により、学生の将来が決まるといっても過言ではなく、そのプレッシャーから学生は勉強に時間をかけざるを得ないのです。
上海ではまさに、受験戦争が繰り広げられているというわけです。

しかしここから垣間見れるのは、上海の学力の高さというよりも、中国教育の問題点でした。
歴史的な原因により、上海市の良質な教育資源は、だいたい都市部に集中しています。
教育資源をバランスよく配置すると同時に、郊外学校の内容の成長や、良質な成長を推し進めるのは、突破すべき難題の一つだといえるでしょう。
また、上海ではすべてのエネルギーが知識教育に注がれており、幼稚園の段階で字が読め、算数ができて、英語もできるといいます。
そして小学校、中学校、高校と、徐々に難しくなり、gaokaoに備えます。
しかしいざ大学に入学してしまうと今までの受験戦争は終わり、そのまま勉強しなくなり、一気に学力が低下してしまうという悪循環に陥っているようです。

世界が注目している上海の教育ですが、まだまだ突破しなければならない問題点が多いようですね。

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国語力検定とは

近年、日本人の国語力が低下しているといわれています。
そんな中注目されているのが、Z会の国語力検定。
2007年にスタートして検定で、「読む力」「書くための力」「聞く力」「話すための力」「総合的国語力」の5つの力にわけて国語の能力を測ります。
この検定は学年に関係なく受験することができます。

5つの力を総合的に測るために、出題する問題の種類は固定せずに毎回様々な問題を出題しています。
断片的な知識にとどまらず、言葉を使いこなす能力を問いながら、奥深くおもしろい日本語の世界を楽しむことができるのです。

出題の分野としては、「知識」「理解(聞きとり)」「理解(読解)」に分けられます。

知識分野は、ことわざ・慣用句・四字熟語など、国語の基本として欠かせない力を確かめる問題が出題されます。
また、文法、敬語表現、古典作品に関する知識など、身につけておきたい力について出題されます。

理解(聞きとり)分野は、ニュースや友達・家族との会話などについて、「聞いて理解する」ことを大切にした出題になります。

理解(読解)分野は、説明・論説文で方言や語句の意味を細かく問うことによって、正確にその主張を押さえることができているかどうかを測ります。
物語・小説の出題では、心情にかかわる表現や描かれた世界を理解できているかどうかを測ります。

実際に出題される問題は様々ですが、国語力検定の最終目的は「読書する児童・生徒」を増やすこと。読書によって身につけた国語力を客観的に測ろうというのがこの検定なのです。

ですから、この検定で順位をつけたり、受験に利用したりということはなく、ただ単に読書力の伸び方を測ります。
読書量が増えたと思ったら、ぜひ国語力検定を受けてみましょう。
国語力の伸び方がはっきりとわかるはずです。

国語力検定はまだ新しく、馴染みはないと思いますが、今の教育や社会の現状を考えると必要不可欠な検定であり、これから「英検」「漢検」と並ぶ「国検」となりそうです。

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英語の地下水脈

ウザワシステム教育研究所  の鵜沢 戸久子です。

  生まれてから小4までアメリカにいた生徒がいます。

  彼女は高2になって英語の成績がかなり落ちたのでウザワに入会しました。

  帰国子女ですから発音も抜群ですし、ある程度はできますから中々CDをかけません。

  しばらくして、これではウザワに来ている意味がないと感じて、

  CDをかけないなら辞めてほしい、ときつく言いました。

  心底からこのままではムダだ、と思いましたから。

  相当に感情を害したようでしたが、やっとCDがかかり始めました。

  そうしたらあっという間に英語が驚くほどできるようになりました。:shock:

  努力ではなく、自然に分かるようです。

  その出来方は普通の高校生とはまったく違います。

  小学生になってから渡米した帰国子女ともちょっと違います。

  

  本に書きましたが、

  昔英語ができなかったのに、ウザワに来たら2,3か月で驚くほどできるようになった浪人生

  彼は赤ちゃんの時にアメリカにいましたが、その彼を思い出しました。

  これは何を意味するのでしょうか。:?:

  私は幼児期に自然に耳にしていた英語が地下水脈となって脳の奥深くに流れていて、

  ウザワ式の勉強を始めるとドリルで穴をあけたように、この地下水脈に達した、

  そんなイメージを持っています。

  いったん道が通じたこの英語の地下水脈から、ふんだんに英語が湧き出てくるのでしょう。

  赤ちゃんの時に無理なく、少しだけ毎日英語のCDをかけていて、

  小学校からウザワに入った生徒も程度は違いますが、高学年になる頃から、

  似たような現象を示します。

  教えた覚えがないことをすらすら言ったり、いつの間にか何でも読んだりします。

  丁度母国語習得の過程でも、幼児がどこで覚えたのだろう、というような言葉を使うのに似ています。

  多分この地下水脈、もちろん日本語の、から出しているのでしょう。

  英語の場合は環境がなく、量が少ないので、この地下水脈に達するのに

  高学年になるまでの脳の発達の過程が必要なのかもしれません。

  私たちは母国語のほとんどをどこで知ったのか、全く覚えていませんが、

  使おうとすると日本語の地下水脈からいくらでも湧き出てきます。

  そんな過程の言語習得が一番よいはずです。

  ウザワシステムはこの原理からできています。

  ただし、実際の指導となると難しいですね。

  各生徒の能力も年齢も関係しますし、何よりも教える先生の意識の問題は大きいです。

 

 

 

  

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世界の教育~フィンランド~

何年も前から、学力が高いことで注目を集めている国、フィンランド。
常に世界トップレベルを走り続けています。
しかし特に教育熱心というわけではなく、自然に備わってきた教育方針が、そのような結果を招いたといってもいいでしょう。
フィンランドの、教育の特徴をまとめてみました。

フィンランドの教育の成功の裏には、3つのポイントがありました。

・教師のレベルが高く、原則として修士号を取得している。
・少人数授業と、補習制度を取り入れ、子どもたちに差をつくらない。
・とにかくフィンランド人は読書好き!

まず1つ目にあげられるのが、教師のレベルの高さです。
フィンランドの教師は、原則として修士号を取得しなければならず、その結果、教師の質の向上につながり、きちんとした授業ができるのです。

2つ目は、少人数制を徹底しているところです。
1クラスあたりおよそ16~25人程度だといわれています。
日本の半分くらいですよね。
ただ少人数なだけでなく、勉強が遅れがちな子どもを数名のグループに分けて特別な補助を行い「競争」よりも「協力」を大切にしています。
日本でいう補習のような制度を設け、勉強に遅れてしまう子どもをなくしているのです。

そして3つ目は、フィンランドの人はとにかく読書が好きだということ。
以前から、図書館の利用率はフィンランドが世界1位だといわれています。
1日あたりの読書量も、トップレベルなのだとか。

これら教育成功の秘訣を見てみると、日本人も学ぶべき点がいくつもありますよね。
まず、読書をすることにより、教育の基本である読み書きはかなり幼い頃から身につけています。
フィンランドでは大人も子どもも読書好きです。
家で読書の時間をつくれるよう、ぜひ親御さんも一緒になって読書をしましょう。

また、フィンランドでは「なぜ?」を非常に大切にしています。
日本では昔から教師指導の一斉授業を大前提に行ってきましたが、フィンランドでは教師からの一斉の指示はほとんどなく、子どもたちが自主的に動いています。
ただ教わるのではなく、わからないことにはすぐに質問をし、何事にも受け身ではなく積極的にその意味を知ることを大切にしているのです。
その積み重ねが思考力アップにつながっているのでしょう。

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世界の教育~韓国~

学力の世界ランキングがぐんぐんと上がっている国、韓国。
韓国は以前から教育熱心な国柄だといわれてきましたが、実際にどのような教育が行われているのでしょうか?

まず、韓国の母親の教育熱はどの国にも負けません。
初期教育への関心が世界の中でも最高レベルに高い国ではないでしょうか。
韓国では、0歳から教育を始めるという人もいますが、ほとんどの母親たちが2歳になる前からハングルや算数も簡単な計算を教え始めるといいます。
5歳ほどになると、ほとんどの子どもがピアノやバイオリンなどの習い事を始め、テコンドーの道場に通い始めます。

日本では、小学校はみんなで1から勉強しよう、という教育方針ですが、韓国では小学校入学時には基本的なことはすでに身につけているとみて授業を進めるため、入学前に学習をしていなかった子どもたちは最初からかなり苦しい学校生活を送ることとなります。

学校に通い始めても、遊ぶ暇はなく学習塾に通い始めます。
韓国では一般的に、住んでいる地域指定の中学に入学しなければなりません。
ソウルの江南(カンナム)エリアが教育の質が高いといわれており、中学入学前にわざわざ江南エリアに引っ越す家族も少なくはないのだとか。

教育熱が最高潮に達するのが、大学受験の時期です。
この時期、韓国のどこの高校も、夜まで学校を開放しています。学生たちは夜遅くまで学校に残り、自習をします。
「自律学習」と呼ばれていますが、ほとんど強制的に残らせる学校も少なくはないようです。

しかし、このような学習熱心な国ですから、ワイロの問題や、若年層のうつ病などの問題も取りざたされています。
これらの問題を受けてか、韓国では2012年より、すべての小中高校で週5日制が導入されるようです。
中には「今後は教育の質が低下しないか心配だ」と語っている方もいますが、韓国の現職教員のうち96.3%がなんと制度の導入に賛成しているのだとか。
2011年、日本は脱ゆとり教育元年になりましたが、韓国はどうやら日本の教育の逆をいっているといえるでしょう。

学力をぐんぐん上げながらも、様々な問題を抱える韓国の教育。
日本も韓国も、お互いに見習いたいところ、そして反面教師となる部分もあるのではないでしょうか。

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デジタル読解力は必要か?

6月に各社新聞を飾った「日本は4位」という見出しは記憶に新しいと思います。
日本が4位になったのは、経済協力開発機構が行った「デジタル読解力」の調査です。
デジタル読解力とは、デジタルデータの中から必要な情報を探し、読解していく力のことです。
今回の調査に参加したのは19カ国の15歳で、日本では109校の高校1年生約3400人が参加しています。
そのうち1位は韓国、2位はニュージーランド、3位がオーストラリア、そして4位に日本がランクインしたというわけです。

デジタル読解力は、国語の読解力とは違うといえます。
ペーパーテストによる従来の読解力調査は「プリント読解力」と呼ばれ、この2種類はしっかりと区別されているのです。
具体的にどこが違うかというと、例えば女の子のブログ記事から、その女の子のプロフィールをチェックしたりリンクを参照したりしながら、必要な情報を読み取って回答するという問題が出されています。
プリント読解力が平面から回答を見つけ出すことに対し、デジタル読解力は平面には映し出されないさらにその奥から回答を探しだすため、そういった操作方法を知らなければ回答を見つけることができないのです。
さらにウェブ上には書籍等以上に不確かな情報が多数ありますから、本当に必要で確かな情報なのかを見極める、判断力も求められます。

これはただ単にテストを行う媒体が変化しつつあることをさすだけでなく、新しい学習指導要領とも密接に関係しているのです。

新しい指導要領では、コンピューターの基本的な操作や、コンピューターを活用した表やグラフの整理、デジタル作品の制作などが盛り込まれています。
それは、これからの時代に必要不可欠な知識と能力をつけるためのものであり、デジタル読解力調査もその一環だと考えられているのです。

今後、さまざまな教科の授業でも、パソコンを利用することが普通になっていくでしょう。
それは、社会に出るために必要なものであり、確実に力になるものです。

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