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2010-11-10
賢い(wise)」とはどういうことだろう?
こんにちは!
ウザワシステム教育研究所 の鵜沢 戸久子です。
久しぶりに少々脳の話をしたいと思います。
少々堅い話になりますが、読んで頂けますと幸いです。
さて、人間のニューロンが一つ一つのことを担当していると言われていますが、
それでは、たくさんのことをバラバラに知るしかないか!ということになりそうですが、
これではモノを知るほどに脳の中は一杯になってしまって、いつか破裂するか、
知ることをやめてしまうかどちらかになってしまいます。
人間の脳の凄いところはその「一つ一つのニューロンを繋げる」という機能をもっていること、
それを発達させる力があることです。
成長するにつれてこの繋げる機能が発達していくはずなのですが、
現在のように小さい頃から一つ一つの事象を覚えさせられ、
大人にいじられている子供が多いと、本来発達するはずの統合力が極端に少なく、
まさに「十(歳)で神童、十五(歳)で才子、二十(歳)過ぎればただの人」
ということわざ通りになる場合が非常に多いです。
小さい頃に記憶力がよいと、周りは天才かと錯覚しますが、
そこで満足せず、繋ぐ能力、統合力に目を向けて欲しいと思います。
小学生とは思えないほどの優秀さを示していたのに、だんだん落ちていって、
普通以下になり、努力して勉強する意欲をすっかり欠いてしまう生徒を何度も見てきました。
ウザワでは長い場合は小1から高3まで12年間も一人の生徒を見ていきますので、
長いスパンで子供がどう成長していくのかがよく分かります。
今では先を知っているので、低学年までの記憶力による優秀さには危機感を覚えるようになりました。
しかしその時点で親御さんに理解してもらうことは難しいので、
子供に嫌がられながらも、意識的にニューロンを繋ぐ練習になる課題をたくさん与えています。
例えば国語なら作文や読解、算数なら文章題、英語ならやはり読解や英語の質問に英語で答えたり、
記憶に頼らないで英語を作ることでしょうか。
統合力のある子供は暗記物よりそういう問題を好みます。
漢字と計算が得意な子供より、考える問題を好む子供の方が賢さに至るように思います。
私は教育とはまさに統合力を鍛えることだと考えています。
一つ一つの事象を覚えるのに教師はいりませんから。
「日本人の小学生に100%英語をマスターさせる法」 鵜沢 戸久子著 フォレスト出版
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応用力をつけるための生活習慣
学校の授業には真剣に取り組んでいるようなのに、成績がなかなか伸びないというお子さんはいらっしゃいませんか?
授業や塾でしっかりと勉強しているのに成績が伸びないのは、家での学習や生活習慣に原因があるようです。
そのようなお子さんに、次のようなことが当てはまらないか、考えてみましょう。
・勉強の見通しを持っていない。
これは、自分がどれくらい勉強すればテストでいい点をとることができるか、受験に合格できるか、という、
勉強量を考えられるかどうかです。
勉強をしているようなのに、テストでいい点数を取れないことも当てはまります。
・わからない問題を放置し、解答をじっくりと見ない。
ただ○×をつけるだけで、わからない問題を自分で理解しようとしていないことです。
・受験や専攻の理由が言えない。
なぜその学校を受験するのか、なぜその専攻を希望するのか。
お子さんが自分でわかっておらず、それを表現できないことです。
・教材の管理ができない。
教科書、参考書、問題集、ノートなどを自分で管理できずに、よくなくしてしまったり、
置いた場所がわからないお子さんです。
自分で管理できず、親まかせにしているのも危険です
これら4つのことは、すべて自主的に取り組んでおらず、自分で考えようとしていないことの表れです。
1つでも当てはまるようでしたら、すぐにでも改善した方がいいでしょう。
勉強の見通しを持っていないお子さんには、1週間単位で学習計画を自分で作って実行させることが有効的です。
これを続けていると、勉強の内容を見て、どの程度の時間をかければ目標の勉強量まで到達するかが、
自分でわかるようになります。
問題集に○×だけつけているお子さんは、解答をじっくりと見て、
なぜそうなるかを言えるようになるまで理解させることが大切です。
受験や専攻の理由が言えないお子さんは、目標を持っていないということ。
常に考え、日常的なことでも自分自身で表現できるようにしましょう。
教材の管理を小学校高学年以上は、必ず自分自身でやらせるようにします。
また、学校の宿題や持ち物は、常に自分でメモをするようにし、チェックする習慣をつけさせましょう
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