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2010-08
速読の効果で本当に頭が良くなるのか?
- 2010-08-23 (月)
- 未分類
最近、「速読」がメディアで取り上げられるようになり、注目が集まっています。
子供たちが並んで座り、講師の合図で一斉に本を手にとります。
そしてまるで本の検品をしているかのようにペラペラと本をめくるだけで、全ての内容が頭に入ってるというのです。
1980年代に、写真のように文字を暗記するという韓国式速読術が流行りましたが、
ほとんどの人が身につけることができずに、そのまま廃れていきました。
しかし近年になり、ビジネスの現場で速読が大変有効だとして、速読ブームが再熱したのです。
そんな中で様々な速読術が生まれ、多くの人が速読術を身につけることが可能になりました。
「頭がよくなる」「記憶力アップ」など、多くの教室や業者により、
様々なうたい文句で受講生を募っていますが、その信憑性は如何なるものなのでしょうか?
速読は、文字通り「速く読む」ことです。文字が速く読めるようになればその分読書量の増え、
知識が広がるかもしれません。
しかしその効果は、ただ文字が早く読めるようになるだけではないようです。
速読術の効果はトレーニング法によって違いますが、少なくとも集中力がついたり、
視野が広がるという効果は多くの人に現われているようです。
速読トレーニングの中で、一目で見る範囲を広げ、一度に脳へ送る情報を増やし、
その増えた情報に対応する脳を作り出していくことで、それらの効果が現われるのです。
しかし、「頭がよくなる、集中力がつく」ということだけで、安易に子供に速読を学ばせようとすることは控えましょう。
速読をするためにはそもそも、文書に対応した知識が脳にインプットされていなければできないものなのです。
読書している中で、インプットされている情報の中から無意識にアウトプットし、内容を理解していきます。
ですから、もともと読書が好きではなかった子供に速読を学ばせても、
アウトプットするものがなければ速読が身につくまでには相当の時間を要します。
また、試験を効率よく行いたいからと速読術を学んでも、試験の際に大切な文章を読み飛ばしてしまうこともあり得ることです。
そうでなくても、試験中に文章を読む時には読みこぼしのないように慎重になるため、速読の効果は活かせません。
速読を学ぶのならその効果をしっかりと理解した上で、状況に応じて必要だと思った時に学びましょう。
読書をするならば、まずはしっかりと一つの作品を読みこみ、理解していくことが大切なのです。
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何でも飲み込む強い脳をつくりたい!
こんにちは!
ウザワシステム教育研究所 の鵜沢 戸久子です。
前回のブログを書いてから、それにしても我々の祖先は随分強い脳を持っていたんだなぁ、
と改めて感心しています。
多分3世紀くらい、初めて漢字に接した日本人は、まったく不可解な漢字に敢然と取り付き、
臆することなく取り入れて、意味も音も無視して、日本語の音に当てはめて我が物にしてしまった、
まったく凄い脳です。
幕末もそうです。
解体新書にあるように、まったく分からないオランダ語の書物に取り組んで、
ついには日本語に訳してしまいました。
そうした先人たちの強い脳のお陰で、我々は何も苦労せずに、
古今東西の知識を日本語だけで手に出来るようになりました。
多分楽をしているうちに我々現代の日本人の脳はどんどん退化して、
分からないものは拒否するようになったのでしょうか。
異質のものを受けいれないと退化するのが脳の生理ではないかと思いますから。
さて、この分からないものは嫌だ、という感覚は当然大きくなるにつれて、
意識的に生活するようになるにつれて、非常に強くなります。
だから母国語の生活の中でも、まだ分からないことだらけで、
ある意味、ぼんやり生きている小学生低学年まで、それが英語を始めるとてもよい年齢です。
言語の臨界期という意味でも、脳が分からないものを受けいれている時期、という意味でも。
小学生からのウザワの生徒たちの特徴に一つとして、どんなに難しいものでも平気で取り付く、
というのがありますが、これは国語、算数、英語の3教科を通して、
どんどん分からないものを与えて、子供たちの脳を鍛えているからです。
分からないものをウワバミのように飲み込んで、いつの間にか消化してしまう、
そして自分のものとして新しいものを生み出す、
そんな脳があれば、英語だけでなく、人生すべてOKですよね。
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日本人の脳は分からないものを拒否する、だから英語が難しい!
こんにちは!
ウザワシステム教育研究所 の鵜沢 戸久子です。
長年教育という仕事をしてきて、一番手ごわいもの、それは生徒たちの「わからないものを拒否する」
という頑固な脳の働きです。
分かること、或いは暗記すればいいこと、には積極的に取り組んで勉強する優等生も、
まったく分からないことには非常に拒否感を持っています。
考えてみれば、我々は2000年の間、ほとんど日本語で、日本人だけで生きてきました。
漢字が伝来した時も、中国語の意味や音など関係なく、どんどん日本語の音に漢字を当てはめていって、
万葉仮名をつくり、そしてかな文字を作りました。
明治になってヨーロッパ語が入って来た時も、それは音や人ではなく、主に文字でした。
それを日本語に訳して、日本語化して使ってきました。
何でも日本化して心地よく、分かり合って過してきたので、
日本人の脳は、分からないものを排除するように出来ているのかもしれません。
英語を教えていて、よくそう感じます。
だから日本人が英語を学ぶことはとても難しいのでしょう。
日本人が英語を習得するのは、他の民族よりずっとハンディがある、
そう思って英語に取り組んだ方がよいように思います。
それにしても中高生は本当に日本語の枠組みから出ませんね。
英語を日本語の文脈で考えるので、英語について疑問だらけになります。
そしてよく何故、何故、とききます。
英語を英語として素直に受けいれないと、絶対に英語を習得することはできませんので、
頭のよい、理屈の多い生徒は努力の割りに習得が遅くなります。
私はそれにはあまり相手にならず、英語だから、と言って、英語を一緒に読んだり、CDを聞かせたりします。
すると疑問が解消するようです。
日本人の脳に英語を入れるのは、究極「音」しかない、と思います。
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小学校受験の面接のポイント
- 2010-08-01 (日)
- 小学生
小学校受験のための面接のバイブルはたくさん世に出回っていますが、そのバイブルはほとんど母親や子供のためのものであり、父親のためにつくられたものはあまりないといえます。
しかし一番ノウハウを知っているべきなのは3人のうち、父親なのです。普段は仕事で朝・晩以外は家庭から離れていますから、それだけ情報から離れていることになります。だからこそ母親や子供よりもすすんで受験の面接の準備をしておくべきなのです。また、父親が学校を率先して選ぶというご家庭は少ないかもしれません。ですから父親は、子供のことばかりでなく、受験先の学校についてもしっかりと知っておく必要があります。
面接となると、教育熱心な母親が先頭をきって積極的に喋りがちです。しかし、母親ばかりが喋り、父親は黙ってニコニコしているよりも、父親が喋り、母親がそれをニコニコしながら聞いている方が、面接官からすると好感がもてるそうです。
また、何らかの事情で父親が面接に来られない方、シングルマザーで母親だけが面接に出向く方もおられると思いますが、それは多少なりともハンディキャップがあることを心得ておきましょう。このような場合は母親も父親としての視点を求められます。「経済的に大丈夫であること」「学校行事には積極的に参加する意志があること」などを伝えておく必要があるでしょう。
幼稚園受験では子供への配点よりも、親への配点が重要視されますが、小学校受験では子供への配点が若干高くなります。子供の面接の受け答えの準備も幼稚園受験の時よりもしっかりと準備しておく必要がありますし、親もまたしっかりと子供のことを見ている必要があります。小学校受験の親子面接では質問は深く具体的なものになり、親にも具体的な返答が求められるからです。生まれてからもう6年間も子供を見ているのですから、子供の長所や短所は具体的に伝えられることが大切です。
これらは全て、親子の絆が試されるというもの。
受験の機会を利用し、親子で更に会話を増やすようにしましょう。
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