日本の学校では、伝統的に三学期制がとられてきました。
保護者の年代でも、小・中・高と三学期制だった、という方が多いのではないでしょうか。
しかし、法律として学期数が定められているわけではなく、公立学校の場合は夏休み・冬休みなどとともに、市町村や都道府県の教育委員会が定めることになっています。
そのため、戦後の早い時期から二学期制を取っていた学校も少数あり、授業が週五日制になってからは授業時間数を確保するため、二学期制を取る学校が一気に増加しました。
二学期制を取る学校は、2003年には小学校で2.2%、中学校で3.0%でしたが、2006年には小学校で18.1%、中学校で19.9%。
2009年には小学校で21.8%、中学校で23%と、増加傾向にあります。
小中学校の五校に一校は二学期制を導入していることになります。
二学期制のメリットとしては、授業時間数を確保できるだけでなく、半年という長いスパンで生徒や児童の変化をじっくりと見取っていけることができます。
実際に、二学期制を取っている学校では、それを目的といているところも多いといいます。
しかし、前年度から、一部の自治体や学校では、小中学校を元の三学期制に戻す動きも見られるようになりました。
その理由としては、授業時間確保のために二学期制に切り替えた学校が、やりにくさを感じたことが大半のようです。
二学期制では、一学期の中に夏休みがあり、秋休みをはさんで二学期になり、二学期の中に冬休みが入るような仕組みになります。
そのため、夏休みや冬休みを学期の区切りとする季節感を大切にした方が、生活指導の面としてもやりやすい、という要望が教師側から多数寄せられたとのことです。
学習面からのメリットも多いようでしたが、学期の途中に休暇が入ることで、勉強にも集中しがたいというデメリットを感じる教師や、児童・生徒も多いようです。
どちらにしても、変更されたり、また戻されたりと、戸惑うのは児童・生徒でしょう。
実験的な変更を繰り返すのは避け、どちらかに落ち着いた方がいいことは確かだといえます。
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