家庭環境と子供の学力は関係があるということは、以前から言われていることですが、その関係を正しく知っている方は、あまり多くはないかもしれません。
今回は、研究の結果報告されている、家庭環境と子供の学力の関係についてご説明します。
成績のいい子供の親はまず、「勉強しなさい」ということはあまり言いません。
それは、子供が自ら勉強をしているからという家庭もありますが、「勉強しなさい」とプレッシャーを与えることにより、子供にストレスがかかってしまうことが一番の原因です。
他にも「片付けなさい」「早く食べなさい」「手を洗いなさい」など、子供がやろうと思っていたことを先に言われてしまうと、子供の自尊心が傷つけられ、やる気の消失にもつながってしまいます。
結果、「勉強しなさい」と言えば言うほど子供は勉強しなくなり、学力も低下してしまうのです。
また、家に漫画や雑誌を除く本がたくさんある家庭の子供ほど、学力が高いことも報告されています。
中には、絵本の読み聞かせを熱心にしたという家庭も多いことでしょう。
しかし、全ては子供たちの興味です。親が熱心に絵本の読み聞かせをしても、子供が興味を持てなければそれは身になりません。
本がたくさんある家庭ほど子供の学力が高いというのは、親が子供に読ませようと思っていなくても、子供が興味を持ち、自ら読むことが多いからです。
特に小学生高学年になると、大人がすることに興味を持ち、親の真似をして難しい本を手にすることも多くなります。理解はできなくとも、すすんで読もう、理解しようと気持ちが湧いてくるのです。
親は読書を無理強いしなくても、本を置いておき、自分が楽しそうに読んでいるだけで、子供は真似しようとするものです。
これと同じように、親がよく美術館や博物館に行ったり、新聞やニュースの話を話題に出す家庭の方が、子供の学力も高いことが報告されています。
親の背中を見て育つという言葉もあるように、親自身が勉学をおもしろいと感じ、興味がある家庭ほど、子供の学力は高くなるものなのです。
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