- 2011-09-14 (水) 17:13
- 世界の教育
6月に各社新聞を飾った「日本は4位」という見出しは記憶に新しいと思います。
日本が4位になったのは、経済協力開発機構が行った「デジタル読解力」の調査です。
デジタル読解力とは、デジタルデータの中から必要な情報を探し、読解していく力のことです。
今回の調査に参加したのは19カ国の15歳で、日本では109校の高校1年生約3400人が参加しています。
そのうち1位は韓国、2位はニュージーランド、3位がオーストラリア、そして4位に日本がランクインしたというわけです。
デジタル読解力は、国語の読解力とは違うといえます。
ペーパーテストによる従来の読解力調査は「プリント読解力」と呼ばれ、この2種類はしっかりと区別されているのです。
具体的にどこが違うかというと、例えば女の子のブログ記事から、その女の子のプロフィールをチェックしたりリンクを参照したりしながら、必要な情報を読み取って回答するという問題が出されています。
プリント読解力が平面から回答を見つけ出すことに対し、デジタル読解力は平面には映し出されないさらにその奥から回答を探しだすため、そういった操作方法を知らなければ回答を見つけることができないのです。
さらにウェブ上には書籍等以上に不確かな情報が多数ありますから、本当に必要で確かな情報なのかを見極める、判断力も求められます。
これはただ単にテストを行う媒体が変化しつつあることをさすだけでなく、新しい学習指導要領とも密接に関係しているのです。
新しい指導要領では、コンピューターの基本的な操作や、コンピューターを活用した表やグラフの整理、デジタル作品の制作などが盛り込まれています。
それは、これからの時代に必要不可欠な知識と能力をつけるためのものであり、デジタル読解力調査もその一環だと考えられているのです。
今後、さまざまな教科の授業でも、パソコンを利用することが普通になっていくでしょう。
それは、社会に出るために必要なものであり、確実に力になるものです。
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