ウザワシステム教育研究所 の鵜沢 戸久子です。
先日アメリカの問題集を使っていた中1の生徒が、単語が分からないからどうやって問題をやるのか分からない、と言いました。受験が終わって英語がゼロで入会したばかりの中1の生徒もそんなことを言ったなぁ、と思い出しました。
そこで、「種子島にポルトガル人が来て、鉄砲が伝来した、という話は知っている?」と聞きました。
知っている、というので、
「なぜ辞書もないし、通訳もいないのにポルトガル人と鉄砲を輸入できるまでの交渉が出来たのか」
と聞きました。
これは実は私が子供の頃に頭を悩ました問題でした。
随分考えた末に、子供ながらに、人間はきっと分からないことでも自然にわかるのだろう、
とういう結論に達し、以来、どうも知識を覚えることより、考えることで学校時代を過ごしてきたように覚えています。
子供たちにはもう少しあり得る話をします。
「我々現代の人類の直接の先祖はアフリカに発生して、それが世界中に広がった、
そして言語もそれと共に世界に広がり、変化していき、たくさんの違う言語になった。
でも元は一つだから、違う言語の中にも共通点がいっぱいある、
だから日本語と同じような意味が英語の中にもあるから、単語が分からなくても自然にわかるものがある、
だから考えてみよう。」と。
実際、現代の日本語と英語より、古文と英語の方が似ているところがあります。
多分古文の頃の方がまだ日本の言葉として特化していなかったのでしょう。
そう話すとどの生徒たちは直ぐにその問題を考えて、8割は正解します。
そんな経験を繰り返しながら、考える子供に育っていきます。
教えられた物事を覚えるだけではなく、自分の脳の中にある無尽蔵の知識
「遺伝子的に持っているもの、生まれてからこの方無意識に見聞きしていつの間にか蓄えた知識」
それを使う、言い換えれば考えて答えを出すという能力こそ、習得しなければならないと思われてきます。
我々教師は、単に知識を教えるだけではなく、子供に「考える」習慣を身に付けるように育てなければならないと思います。
考えて答えを出す子供は決して勉強嫌いにはなりません。
「日本人の小学生に100%英語をマスターさせる法」 鵜沢 戸久子著 フォレスト出版
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