- 2012-06-30 (土) 9:13
- 教育
スポーツをやりたがらない子どもにスポーツをやらせたり、音楽をやりたがらない子どもにピアノやバイオリンを習わせたい、と思うものです。
絶対に将来の役に立つことはわかっていながら、子どもは一向にやりたがらないことがほとんどではないでしょうか?
そんな時、親としてはどのように説得すればいいのでしょうか?
まず心得ておかなければならないのは、「説得」と「強制」は同じことだと、子どもが感じてしまうこともあるということ。
「絶対にやった方がいい」と言ったことに対して子どもが了承したとしても、無理やりやらされていると感じる子どももいるということです。
もしも他にやりたいことがあり、その時間を割いてでも親がやらせたいことを強制するのであれば、子どもの主体性が損なわれる恐れがあります。
子どもの頃から主体性を持つことは、とても大切なことです。
自分がやりたいことを見つけ、それを親に伝え、そして自らが努力して成長していくことは、大人になるためにはなくてはならない成長段階だといえるでしょう。
もちろん食わず嫌いのまま挑戦しないことはとてももったいないことですが、最終的には子どもの判断に任せることが、子どもの主体性を損なわせないための方法です。
スポーツや芸術などの習いごとを子どもにやってもらいたい場合には、説得するよりも、まずはその良さやメリットを伝えてあげましょう。
最後に「やってみる?」と無理のない形で問いかけることで、子どもの主体性は損なわれることなく了承してくれるかもしれません。
しかし、どんなにメリットを伝えても、頑なに拒否し続ける子どももいます。
その場合は、それ以上説得したり、強制するべきではありません。
また、「1日だけやってみよう。それで嫌ならやらなくてもいいから」とお願いする方法もあります。
嫌々ながら1日その物事に挑戦したことで、お子さんがそのおもしろさに気付くこともありますので、最後の手段として利用してみてもいいのではないでしょうか。
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コメント:1
- ダニエル 15-07-29 (水) 11:49
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たまたま見つけたので、習い事についての思い出を書きます。
私は小さい時にバレエを習い事でやっていました。見学に連れていかされたのですが、最後に家族から「やる?」と言われました。私は当然「やる」と言いました。ですが、それが心の中の気持ちではなく「やらない」と言ったら怒られると思っての一言でした。
この私の行動が間違っていたために、習っているときでも「あんたがやるといったから自主性に任せたのに何でうまくならないの?」と何回も叱られましたし、本当は行きたくないのに行く羽目になったとか反抗しようものなら「自分で行くと言っといてなんなの?」です。いまだにそのことについて嫌味を言われます(^^;今は英語が好きと言うこともあり、とある英語教室で小さい子供に英語を教えています。本当に主体性を持っている子は伸びています。ですが、「やる。」と言わされて習いに来る子供は本当に伸びません。やらないと言ったら叱られること、行かないと叱られることが分かっているから行っている感じです。なので、最終手段の一日だけ体験の時点で本当に楽しんでいるのか楽しんでいるふりなのかを見極めてほしいなと思います。
子供の自主性・主体性に任せるのはいいことなのですが、強制的に作られた自主性・主体性にならないように考えていかないといけないなとこのブログを見て思いました。
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